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この記事は瀬戸内分校プロジェクトをサポートする香川大学創造工学部メディアデザインコース柴田研究室の学生たちと共同で作成しています

Day5 坂田班 ~昔々ある海~

2022年8月26日 

来訪者の皆さま、こんにちは。

このプロジェクトも残すところあと2日になりました。本当にあっという間です…

坂田班、最後まで全身全霊で取り組みたいと思います!

本日も、ゆかりさんと高校生メンバーとの共同作業です。

まずは民話のリサーチを…

とその前に、私たちは香川大学イノベーションデザイン研究所の2階へ。



そこにいたのは、人と同じぐらいの大きさのモニター。


「窓」です。



あ、向こうに誰かいる!

目線の高さも、こちら側にいるゆかりさん(黄色いシャツの人)と同じぐらいです。


この「窓」では、リアルタイムで相手と話ができるテレワークシステムと縦長の大画面を利用し空間を繋げることで、まるで相手がそこに立っていてお互いに直接話しているかのような臨場感を生み出します。この技術を用いて、離れた相手と自然に交流したり、出産などを見届けるだけだったパートナーが立ち会えるようにするなど、コミュニケーションに新たな形を生み出すことができます。近い将来、空間の隔たりも完全に取り除けるシステムも誕生するかもしれません。


不思議な窓を堪能した後、私たちは高松市立図書館へ向かい、香川の海にまつわる民話を探しました。

モデルとなった地名、登場するキャラクター、詳細なあらすじ、掲載元の本をワークシートに各自まとめました。

(本題とはそれますが、香川で行われる各地域のお祭りが掲載されている本もあり、海に由来する独自の言い伝えもあって面白かったです。)




それぞれ調べてきた民話を一人ずつローテーションしながら発表しました。

まとめると、こんな感じです。



こんなにも民話が語り継がれていました。

動物や想像上の生物(龍神様、鬼など)が主役のものや歴史に名のある人物が見られるものもあれば、現代調で描かれるストーリーなど様々。


これを踏まえた上で、2022年版の民話をみんなで作ってみることにしました。

釣りをしていたら、かつて海に捨てたものが襲い掛かってきてつぶされる話や、汚れた海を見て怒り、暴雨を降らす龍神様の話など、現代に沿ったユニークな民話が出来上がりました。社会問題を踏襲しながらの創作はかなり難易度が高いですが、その分やりごたえを感じると同時に、海と人の密接な関りとその大切さを考えることができました。


次回は最終日です。リサーチの集大成、発表に向けての作業です。皆様、最後までどうぞお付き合いください。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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​2024年度
瀬戸内海分校プロジェクト

海は人を愛する「ひと⇄うみ」展

主催    香川県

      東京藝術大学

           香川大学

総合監修  日比野克彦 東京藝術大学長

企画運営  橋本和幸  東京藝術大学  デザイン科 教授

      西村雄輔  東京藝術大学  絵画科 油画 准教授

      柴田悠基  香川大学 創造工学部 講師

特別講師  末永慶寛  香川大学 創造工学部長

技術協力  永冨太一  香川大学産学連携・知的財産センター長

      

このプロジェクトで香川県と東京藝術大学は次のSDGsの取り組みに貢献し、地域の大学と連携して開催します。

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