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この記事は瀬戸内分校プロジェクトをサポートする香川大学創造工学部メディアデザインコース柴田研究室の皆さんと共同で運営しています

2022年8月27日 午前



こんにちは!ついに発表の日です。

午前中は朝の9時にID研に集合して、ひたすらに新聞の記事制作を行いました!


具体的には、前日に意見を出し合った記事にしたいことをもとに、各自A5サイズの新聞記事作成を行いました。「どのようなレイアウトや文字組にすると、相手に自分が伝えたいことを伝えることができるのかを考えながら書いてみてほしい。」というアドバイスを伊東さんから受け、配色や文字のサイズなどを考えながら作成しました。相手に伝える記事というのは想像以上に難しく、高校生たちも苦戦している様子でしたが、集中をして限られた時間の中で一気に書き上げていました。



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また早く記事ができた人は、これまでの活動を通して感じたことをドローイングで表現した。


本当に制作をしていると時間があっという間で、驚きました。

全員の記事が完成した後は、どのような内容を記事にしたのか改めてチーム内で共有を行い、紙の位置を組み替えながらそれぞれの内容に基づいて記事の配置を全員で考えました。


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レイアウトが決まると次は印刷です。

学校のコピー機を使用して、完成したA3サイズの新聞紙の印刷を行いました。

最初は白色のコピー用紙で印刷をするつもりだったのですが、再生紙の方が新聞らしさが出るのではないかという意見が途中で上がり、再生紙を使用することにしました。


そして新聞紙がついに完成。


両面印刷で実際に形になると、チームメンバーからは「おぉ~」という声が上がりました。一人一人が書いた記事が、一つの作品になり一人だけでは感じられなかった達成感を味わうことができました。新聞紙は全員に配布できるよう全部で50部印刷を行いました!


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更新日:2023年5月17日

2022年8月27日 


来訪者の皆さま、こんにちは。


瀬戸内海分校プロジェクト「さとうみ」、

本日が最終日です。

私たち坂田班の3日間にわたる活動の集大成をご覧ください!


私たちは前回に引き続き、香川の民話を取り扱っていきます。

今回は坂田班のチームをさらに2つに分け、それぞれ民話のグループ分けを行いました。



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そして、出来上がった資料がこちら↓


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こちらのグループはポジショニングマップを用いて民話をまとめています。主役が誰か(神、人、動物)を縦軸に、時代を横軸にしてマッピングし、これに基づいて民話の多い/少ない時代や物語の傾向について考察しているようです。

(黄...作品名 赤...考察)



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もう一方のグループでは、民話のモデルとなった地域ごとで瀬戸内海にマッピングしているようです。

隣接する民話の共通点から、物語の起源を探ることができるかもしれません。

(赤...作品名 黄...島の物語 青...同じ場所)


さらにこちら↓


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もう一つ、便図方式でのマッピングです。それぞれ民話の象徴する要素をかたどっており、何に関連する民話か一目で把握できます。


どちらの班も独創性のあるまとめ方で、同じ素材でもここまで違いが出るものなのか、と感心しました。



私はこのプロジェクトと活動を通して、海は世代を越えて人々に寄り添っていることと、様々な形で人の思いは継承され続けることを知りました。私たちがそうしたように、海と私たちの繋がりから創作に至るまでの一部始終を、あらゆる媒体を通して語り継ぎ続けてほしい、と強く感じました。


同じ班のゆかりさんや高校生たちと歩んだ、たった3日間の出来事。

ですが、この体験が私たちやこの活動を見届けてくださった方々の胸に、ずっと刻まれ続けることを願いながら、この記事を締めさせていただきます。


最後になりましたが、読んで頂き本当にありがとうございました!

2022年8月26日 午後


リサーチ2日目の午後は、作品制作の時間です!

鉾井さん班のメンバーは、偶然か必然か、それぞれ様々な形で作品制作に興味があるらしく、開始した瞬間から各自すらすらと手を動かし始めました。テーマは瀬戸内について、今回のリサーチで感じたことや表現したい記憶などを、脚本、動画、漫画、フライヤー、絵、コラージュアートなど本当に様々な形でアウトプットをしていきました。



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:制作開始、早くも筆を進めている様子。


ちなみに制作場所ですが、分校プロジェクト香川大学学生助手の奥野が所属しているゼミ「柴田研究室」の部屋で行いました。初めて入るOFFな大学の研究室の雰囲気は、高校生にとって汚く映ったか、または比較的キレイに見えたか少し気になりますが、そんなことも気にしないぐらいの集中量でした。


途中、鉾井さんからインタラクション作品についての説明もありました。

それは、風上をとらえる風見鶏式の三脚の上に、ピンホールカメラをつけることによって、風の流れを視覚化する「Windgraph」という作品です。



ピンホールカメラの仕組みや、どんな風にセッティングするのかなど、直接教えていただきました。専門用語などもたくさん出て来て、高校生メンバーも興味深く聞いていたように感じます。


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:ウィンドグラフについての解説を聞く高校生メンバー



その後も夕方まで制作は続き、その日は終了しました。ちなみに、高校生メンバーが制作している間、鉾井さんは他の場所でリサーチをされていました。


2022年8月27日 午前


瀬戸内海分校プロジェクト「さとうみ」も今日で最終日となります。そして、リサーチ3日目の午前も、昨日に引き続き作品制作を行いました。場所は、イノベーションデザイン研究所(通称:id研)です。



この日の最初、鉾井さんはid研に来ていません。鉾井さんは、昨日のリサーチで高校生メンバーから教えてもらった香川県のおすすめスポットを自転車でめぐることになっていました。峰山という山から有名なうどん屋まで、とってももりだくさんのスケジュールです。

そして、このスケジュールの中にある峰山ですが高松が一望できる頂上があります。私奥野は麓から頂上まで自転車で上ったことがあるのですが、尋常ないほどに疲れた記憶があります。2日目の制作を開始して三十分ほど、鉾井さんから頂上に着いたと知らせがあり、鉾井さんとid研にいる高校生メンバーでビデオ通話をつなげました。


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:山頂まで登り、疲れ切っている鉾井さんとの通話


頂上からみる高松の綺麗な景色とは裏腹に、自転車での峰山攻略はとてもハードだったようで、高校生との会話も盛り上がりました。通話後は、また集中モードに入り制作を再開しました。ちなみに、鉾井さんは、お昼以降id研に合流する予定です。


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:ギリギリまで制作を続ける!


お昼前になり、高校生メンバー全員の作品が完成しました。昨日の午後から合わせて計8時間、全集中を注いで制作した7つの作品が完成しました。


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:(左)夜の高松を一望できる絵 (右)さとうみでの経験をコラージュした作品


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:(左)さとうみでの経験を記憶としてポスターに(右)劇場版えびすさんの上映ポスター


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:喜多船長のお話を漫画に


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:瀬戸内海を舞台とした舞台の脚本


どの作品も、今日までのリサーチを元にそれぞれが考えて解釈したことがわかる力作ばかりで、この「さとうみ」を修了していないと理解・共有することができない描写ばかりです。

喜多船長のゴミについてのお話、歴史民俗資料館で聞いた恵比寿さまという神様、インタビューを通して俯瞰してみた自分の瀬戸内の記憶など、この「さとうみ」を通して、それぞれ当たり前だと思っていた瀬戸内を、リサーチを通して知った事実や情報にぶつけてみることで、確実に新しい視点が生まれたのではないかと個人的に感じました。


今回、鉾井さん班の3日間のリサーチは、リサーチというよりかは制作が主だった気がします。しかし、鉾井さんにとっては香川県のさとうみを生きる高校生の記憶を、高校生はまだしらなかった瀬戸内を作品にすることで、制作よりも大切な個人個人の「リサーチの精度」を結果的に高めることができたと感じます。


そして、鉾井さんも実は作品を作っておられました。リサーチ2日目で紹介のあったWindgraphで高松の各所を撮影した映像に、高校生のインタビューの声を載せた作品でした。


鉾井さん班の作品は、午後の部でひとつひとつ製作者の解説を交えて発表しました。そこでは、今回の「さとうみ」プロジェクト東京芸術大学瀬戸内海分校の学長である日比野克彦学長にコメントしていただきました。その詳細については、Day6午後の記事で述べさせていただきます。


以上で、鉾井さん班の3日間にわたるリサーチは終了しました。

2025年度 瀬戸内海分校プロジェクト 「かがわアートスタディーズU18」

主催    香川県

      東京藝術大学

共催    香川大学

総合監修  日比野克彦 東京藝術大学長

企画運営  橋本和幸  東京藝術大学  美術学部長/瀬戸内海分校プロジェクトリーダー

      西村雄輔  東京藝術大学  絵画科 油画 教授

      柴田悠基  香川大学 創造工学部 講師

特別講師  末永慶寛  香川大学 創造工学部長

技術協力  永冨太一  香川大学産学連携・知的財産センター長

      

このプロジェクトで香川県と東京藝術大学は次のSDGsの取り組みに貢献し、地域の大学と連携して開催します。

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