さと⇄うみ
里から海を想う時がある。
海から里を想う時がある。
ここではないむこうのことを想像する。
そんな癖がアーティストにはある。
見えない物を想像する癖。
見えていないから想像したくなる。
見えていないから想像することができる。
そんな人たちが互いに互いのことを、
私ではない見えない他者のことをイメージすれば
きっと世界は変わっていくのだろう。
東京藝術大学長 日比野克彦
E
exhibition
東京藝術大学瀬戸内海分校プロジェクト「海は人を愛する」
香川県・東京藝術大学 瀬戸内海分校プロジェクトでは、東京藝術大学の学生や出身作家から出展アーティストを選抜し、瀬戸内海の海洋環境を想い「海は人を愛する」をメインテーマに、数年継続することを想定し毎年サブテーマ(歴史、文化、環境など)を設定してリサーチを行い、ワークショップや専門家による講義などから学びを得ながら美術展の企画・開催をします。
人材育成を目的として香川県内の高校生が出展アーティストとともに瀬戸内海についてのリサーチ(調査・フィールドワーク)を行い、さまざまな視点から問題提起を行い、企画立案、や作品制作や展示などの展覧会開催に至るまでの一連の流れをアーティストやスタッフから実践をとおして学びます。
2022年度は三木町池戸公民館を展示会場とし、里と海の関係をサブテーマとする「さと⇄うみ」展を開催し「里から海へ海から里へ」想いをめぐらせます。
「さと⇄うみ」ロゴ画:日比野克彦
招待作家(東京藝術大学出身アーティスト)
(東京藝術大学 美術学部 絵画科 油画 教育研究助手)
(東京藝術大学 社会連携センター 特任助教)
(東京藝術大学 美術学部 デザイン科 テクニカルインストラクター)
会期 2022年12月16日(金) ~ 12月25日(日) 9:00~16:00
「さと⇄うみ」展
坂田ゆかり作品「遠隔シアター」の上映予定スケジュール
さと⇄うみ 遠隔シアター
12月18日(日)の上演予定
9:00-10:00
A 里から海に響く歌 公開リハーサル
13:00-14:00
A 里から海に響く歌 [池戸公民館でのライブ演奏]
B ダイアローグ [香川大学との通信対話劇]
15:00-16:00
A 里から海に響く歌 [池戸公民館でのライブ演奏]
B ダイアローグ [香川大学との通信対話劇]
-
この作品は、大的場海岸からの通信を想定して制作されました。
-
12月17日は天候の都合により、Aを三木町池戸公民館、Bを香川大学イノベーションデザイン研究所にて交互に上演します。
さと⇄うみ 遠隔シアター
12月18日(日)の上演予定
14:00-15:00
C 浜辺のボタン 上演時間: 約5分
[大的場海岸からリアルタイムで届くオリジナル演劇]
15:00-16:00
A 里から海に響く歌 上演時間: 約5分
[大的場海岸との遠隔音楽セッション]
-
上記のタイムスケジュールの中で随時上演します。
さと⇄うみ 遠隔シアター
12月24日(土)の上演予定
11:45-12:30
A 里から海に響く歌 上演時間: 約5分
[大的場海岸との遠隔音楽セッション]
12:30-13:30
B ダイアローグ 上演時間: 約12分
[大的場海岸との通信対話劇]
13:30-14:45
C 浜辺のボタン 上演時間: 約5分
[大的場海岸からリアルタイムで届くオリジナル演劇]
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上記のタイムスケジュールの中で随時上演します。
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天候により、上演場所および上演時間が変更になる可能性があります。
さと⇄うみ 遠隔シアター
12月25日(日)の上演予定
12:00-13:00
A 里から海に響く歌 上演時間: 約5分
[大的場海岸との遠隔音楽セッション]
13:30-14:00
C 浜辺のボタン 上演時間: 約5分
[大的場海岸からリアルタイムで届くオリジナル演劇]
-
上記のタイムスケジュールの中で随時上演します。
-
天候により、上演場所および上演時間が変更になる可能性があります。
[お問い合わせ]香川県政策部文化芸術局文化振興課
Tel:087-832-3785 (FAX:087-806-0238)
W
Workshop
「さと⇄うみ」展作品制作編
12月の展覧会に向け、出展アーティスト3人が高校生や大学生、地域の方々と共に作品制作を行います。下記が募集詳細になりますのでよくお読みの上、応募ください。
*3つのワークショップがありますのでお間違えのないように
さと⇄うみ展 作品制作編 ワークショップ第一弾
■坂田ゆかり 制作ワークショップ
「さと⇄うみ遠隔シアターワークショップ」
参加者募集(*今年度は終了しました)
海の向こうにいる知らない人と、わたしたちはコミュニケーションできるでしょうか。
「ことば」と「からだ」の表現によってさまざまな演劇作品を演出してきた坂田ゆかりは、通信技術をつかった新しい共同制作《さと⇄うみ遠隔シアター》に取り組みます。
香川県の高校生を対象とした公募によるワークショップを開催し、その参加者たちと共に、離れた場所にいる鑑賞者が体験できるライブ・パフォーマンスを制作します。
参加者募集・無料
会場:香川大学イノベーションデザイン研究所
香川県高松市番町四丁目8-27
(要予約 11月18日(火)〆切・先着順)(*今年度は終了しました)
*次の①②③すべての条件を満たす香川県の高校生を広く募集します。(概略)
①遠隔ワークショップいずれか1回以上参加できる方
第1回:11月23日(水・祝)12:00~17:00
第2回:11月26日(土)12:00~17:00
第3回:12月3日(土)12:00~17:00
② リハーサルおよび本番両方参加できる方。
リハーサル:12月10日(土)※雨天の場合11日(日)
本番:12月17, 18, 24, 25日(土日)
( 17, 18日の週末いずれか1日、翌24, 25日の週末いずれか1日の
計2回参加できることが望ましいです。)
③出演するパフォーマンス、記録写真、記録映像に顔を出せる方
写真:テレプレゼンスシステム「窓」(提供元:MUSVI)
詳しくは下記のリンクボタンから参加条件内容をご確認の上、応募ください。
さと⇄うみ展 作品制作編 ワークショップ第二弾
2名の東京藝大のアーティストによるワークショップ第2弾を開催します。12月の連携美術展「さと⇆うみ」展の展示作品の一部を制作するワークショップです!
絵を描くのが好きな方、ものを作るのが好きな方、アーティストと共に作品制作をしませんか?ご参加をお待ちしています!
参加者募集・無料
参加対象 小学生以上
(低学年の場合は保護者同伴)
日時:2022年12月4日(日) 9:30~16:00
会場:三木町池戸公民館
香川県木田郡三木町池戸2340-1
(要予約 11月29日(火)〆切・先着順)(*今年度は終了しました)
■伊東五津美 制作ワークショップ
①「光を集めるドローイングを描こう」
参加者募集 定員30名(*今年度は終了しました)
参加者に光塗料を使って絵を描いても らったドローイングが作品の一部になる ワークショップです。 灯台の光に照らされて、暗くなると絵が 浮かび上がります。 定員:30名 ②「切って貼って影絵を作ろう」 テーマ:海の中の風景 定員10名
■鉾井喬 制作ワークショップ
②「切って貼って影絵を作ろう」
参加者募集 定員10名(*今年度は終了しました)
海の中を想像して巨大な影絵のパーツ を制作するワークショップです。 あらかじめこちらで加工したベニヤ板 に、素材を切って貼り付けます。 次に、一緒に想像する海の中の風景を 考え、素材を切り貼りして影絵の元と なるパーツを作ります。
③「海を話す」
①、②参加者の方
みなさんの、海のよ い記憶、海の悪い記憶 の話を録音させてく ださい。
※③「海を話す」について 当日録音させていただいた音声は選択、編集後に展示会場にて流させていただきます。 また、今後別の展覧会等でも流させていただくことがあります。
R
Research
&
Planning
「さと⇄うみ」展リサーチ・企画編
12月の展覧会に向け、出展アーティストとともに県内の高校生が瀬戸内海についての里と海の関係をリサーチ・企画(調査・フィールドワーク、講義、ワークショップ)を行い、様々な視点から海のことを考え、作品企画立案や作品制作を行います。講師や出展アーティストから作品制作においての視点やポイント、展示などの展覧会開催に至るまでの一連の流れを学びます。
■日程 2022年8月22日(月)~8月27日(土)9:00 ~ 17:00
■会場 香川大学イノベーションデザイン研究所(香川大学幸町キャンパス正門前)
瀬戸内海歴史民俗資料館、庵治マリンステーション、豊島、三木町池戸公民館など予定
(チャーター船及び貸切バスによる移動を各1日予定)
■内容 3日間 瀬戸内海と展示会場地域についてのリサーチ(調査・フィールドワーク)予定
3日間 展覧会の作品企画及び作品制作予定
■参加者 藝大出身出展アーティスト、講師、高校生、香川大学大学生
リサーチ・企画編に参加する高校生募集(*今年度は定員に達しました)
・対象: 県内在住の高校生20名(多数の場合は抽選とします)
・参加費: 無料
・募集締切:2022年8月8日(月)
・応募先: 香川県文化振興課 文化芸術グループ
TEL : 087-832-3785 (平日9:00〜17:00)
FAX : 087-806-0238
・必要事項:氏名(ふりがな)、学校名、学年、連絡先(電話番号)
・必要方法:電話またはFAXで申し込み
・プロジェクト終了後に修了証を発行予定
M
Member &Staff
出展アーティストとスタッフ紹介
3人の招待作家は東京藝術大学の出身アーティストで藝大教員の教員としても活躍しています。
運営スタッフは日比野学長をはじめ東京藝術大学教員と香川大学教員の方々に全面協力いただきながら展覧会の運営にあたっています。