

海は人を愛する「くらし⇄うみ」展
Project Archive 2023

うみを感じてくらしてみよう。
わたしたちがくらしている
足元の陸をずっーと、ずっーと、
たどっていくと海につながり、海中になり、
そのまま、ずっーと、ずっーとたどっていくと
地上の陸地は海底まで続いている。
わたしたちのくらしが
うみと繋がっていることをイメージしてみよう。
うみの中のくらしがわたしたちの足もとの
くらしと繋がっていることをイメージしてみよう。
うみを感じてくらしてみよう。
東京藝術大学長 日比野克彦
アーティストが中高生・大学生らと共に
「くらし⇄うみ」展を作り上げました
海洋環境を想う「海は人を愛する」をメインテーマに2022年度から始まった「瀬戸内海分校プロジェクト」は、国内外で活躍しているアーティストと、中学生・高校生らがチームを組み、フィールドワークや作品制作、展覧会の準備開催を行うことで、作品の企画立案から展覧会開催に至るまでの一連の流れを実践的に学ぶプログラムです。2023度は「くらし⇄うみ」をサブテーマに、瀬戸内海とそこに暮らす人々の生活について考えを深めながら、展覧会開催までのプロセスをアーティストとともに重ねてきました。その集大成となる「くらし⇄うみ」展を、2023年開館50周年を迎えた瀬戸内海歴史民俗資料館で開催しました。

海は人を愛する
「くらし⇄うみ」展
2023年度の展覧会は終了しています
展覧会期間 2023年10月27日(金)~11月26日(日)
開館時間 9:00 - 17:00(初日のみ15時より一般公開)
入館は16:30まで 月曜日休館 入場無料
瀬戸内海歴史民俗資料館にて開催
瀬戸内海歴史民俗資料館 開館50周年記念

Artist Statement
4名のアーティストのインタビューと作品説明です。
詳細は写真をクリックしてください。
館内の配置図も参照いただけます。

2023
「くらし⇄うみ」展
制作編記録
2023年度の制作編では、展覧会に向け、4名のアーティストと県内の中学生・高校生、県民のみなさんとプロジェクトの運営のサポートする香川大学生たちとともに作品制作を行いました。
アーティストから、作品制作を行う上で大切にする視点やポイントを学びながえら、第一線で活躍するアーティストの創作現場を間近で体感し、展覧会に向けた作品を一緒に創り上げました。
■伊東五津美チーム制作編
「くらしから生まれるカタチを作ろう」
瀬戸内海歴史民俗資料館内を散策し、自分の暮らしている場所や環境について考え、自由に絵を描いてみよう!
そのドローイングをもとに、粘土を使いイメージを形に起こします。2日目は屋外で、土器焼き体験をします。
ワークショップは終了しました
日時: 2023年9月23日(土)、24日(日) 9:00 ~17:00
場所: 瀬戸内海歴史民俗資料館(高松市亀水町)
■ 宮脇慎太郎チーム制作編
「暗室作業で作る島の空撮写真!」
フィルム現像から暗室でのプリント作業までを手作業で行い、島の巨大な空撮写真を作ろう!
ワークショップは終了しました
日時: 2023年9月16日(土)、17日(日) 9:00 ~17:00
場所: 瀬戸内海歴史民俗資料館(高松市亀水町)
■ 坂田ゆかりチーム制作編
「れ⇄き⇄み⇄ん ガイドツアー」
SONY開発のテレプレゼンスシステム「窓」を使って、《れ⇄き⇄み⇄ん ガイドツアー》に取り組みます。
《れ⇄き⇄み⇄ん ガイドツアー》とは、人々の「くらし」の中で、実際に使用されていた瀬戸内海歴史民俗資料館(れきみん)の収蔵品にまつわる物語を集め、それぞれの収蔵品にまつわる場所から、れきみんを訪れたお客さんに紹介する遠隔ツアー型パフォーマンスです。どんなパフォーマンスをするかはみなさん次第!リサーチ・企画編での調査をもとに、台本や振付などを一緒に創りあげていきます。
ワークショップは終了しました
日時: 9月23日(土・祝), 24日(日) 10月9日(月・祝), 17日(火), 19日(木),
20日(金), 22日(日), 23日(月), 25日(水)
場所: 瀬戸内海歴史民俗資料館(高松市亀水町)および香川県内各所
■ 鉾井喬チーム制作編
「風や海と共に道具を考え、描いてみよう」
見えない風や自然の存在をテーマにしている作家と共に自然に囲まれた海岸で、暮らしの道具をヒントに風や自然との対話を通して絵を描いたり、立体作品を制作します。その後、制作した作品の会場搬入・設営を行い、作品制作から展示作業までの流れを体験します。どのような作品にするかなど、詳しい内容は、リサーチ・企画編を通して一緒に考え、創り上げていきましょう!
日時: 2023年10月14日(土), 15日(日), 22日(日)
場所: 豊島の神子が浜(みこがはま)海岸、および香川大学
瀬戸内海歴史民俗資料館
ワークショップ内容:別添チラシ参照

2023
「くらし⇄うみ」展
リサーチ・企画編記録
展覧会に向け、8月17〜21日の5日間でアーティストとともに県内の中学生・高校生が瀬戸内海についての暮らしと海の関係についてリサーチ(フィールドワーク、ワークショップ等)を行い、様々な視点から海のことを考え、作品の企画立案を行いました。
■ 日程
2023年8月17日(木)~21日(月) 9:00~17:00
■ 会場
香川大学イノベーションデザイン研究所(高松市番町)、
瀬戸内海歴史民俗資料館(高松市亀水町)、
瀬戸内の島などを(貸切バス・チャーター船での移動)
■ 参加者
香川県内中高生26名
香川大学学生11名(運営補助)
■ 内容
瀬戸内海等についてのリサーチ(調査・フィールドワーク)および展覧会の作品企画
2023年8月17日(木)
①マインドマップ 香川大学4年 川﨑葉月
②講義「瀬戸内海の成り立ちと香川の風土」香川大学名誉教授 長谷川修一
③ドローイング 東京藝術大学 西村雄輔准教授
2023年8月18日(金)
①講義「海洋環境」香川大学教授 末永慶 [香川大学イノベーションデザイン研究所]
②カラヌス号にてアマモ場観察 香川大学教授 末永慶寛 [生島湾]
③チーム活動
2023年8月19日(土) チーム活動
(伊東チーム)サヌカイトリサーチ・収蔵品見学 [金山・瀬戸内海歴史民俗資料館]
(坂田チーム)収蔵品見学 [瀬戸内海歴史民俗資料館]
(鉾井チーム)収蔵品見学・インタビュー撮影 [瀬戸内海歴史民俗資料館]
(宮脇チーム)両墓制リサーチ・収蔵品見学 [志々島・瀬戸内海歴史民俗資料館]
2023年8月20日(日) チーム活動
(伊東チーム)収蔵品見学・制作 [瀬戸内海歴史民俗資料館]
(坂田チーム)ロケーションハンティング [高松市内・坂出市内]
(鉾井チーム)道具制作・海岸で実験 [瀬戸内海歴史民俗資料館・大崎の鼻海岸]
(宮脇チーム)両墓制リサーチ [本島]
2023年8月20日(日)
①チーム活動(報告会準備)[香川大学イノベーションデザイン研究所]
②報告会(講評) 東京藝術大学 日比野克彦学長 [香川大学イノベーションデザイン研究所]
③修了証受領式
2023年度 出展アーティストとスタッフ紹介
4名の出展アーティストは昨年の「さと⇄うみ展」にも出展した3名の東京藝術大学出身アーティストと新たに香川県出身アーティストから1名を迎えて今年度のプロジェクトを展開しまた。
運営スタッフは日比野学長をはじめ東京藝術大学教員と共香川大学に全面協力いただきながら展覧会の運営にあたっています。
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瀬戸内海歴史民俗資料館
〒761-8001高松市亀水町1412-2(五色台山上)
TEL:087 - 881 - 4707
FAX 087 - 881 - 4784
https://www.pref.kagawa.lg.jp/kmuseum/setorekishi/
◼︎JR高松駅から車で約25分
◼︎JR坂出駅から車で約30分
◼︎徳島方面から…高松自動車道檀紙ICより車で約30分
◼︎岡山方面から…瀬戸中央自動車道坂出北ICより車で約30分
◼︎愛媛・高知方面から…高松自動車道坂出ICより車で約35分
※いずれも県道高松王越坂出線の大崎ノ鼻経由
◼︎駐車場:普通車30台、大型バス可
お問い合わせ
香川県政策部文化芸術局文化振興課
TEL:087-832-3785
FAX:087-806-0238
香川県・東京藝術大学連携事業
香川県と東京藝術大学は連携して、文化芸術に親しむ機会を県民の皆様に提供するとともに、地域の活性化につなげ、若手芸術家の育成支援などをとおして、2010年度から現代美術の芸術家の制作活動に触れるアートプロジェクトを県内で展開しています。
